都鄙の論理
今朝のツイッターで長野郷土史研究会の小林竜太郎さんが、吉祥寺事件のニュースに触れ、東京の吉祥寺以外で起こっていたならあれほど大きく報道されただろうか、と疑問を投げかけていました。小林さんのおじいさんの故小林計一郎先生は、長野郷土史研究会を設立され、善光寺・小林一茶・武田氏・真田氏についての論考を多く発表された方ですが、一貫して地方から歴史を見るという立場に立っておられたように思います。
今の日本はすべての事柄が東京を目指しているようで、東京一極集中というのだそうですが、東京がすべてであるようになっています。2年前に起こった福島の原発事故も、東京電力の発電所でした。もう10年以上前のことですが、相馬・双葉地方の歴史の本の編集をしたことがあって、あのあたりを取材に歩いたことがありました。驚いたのは、原発立地の町に入ると、町役場をはじめ公共の建物がみな立派なことでした。大きな産業があるわけではない町や村に税収が多いとは思えません。東京電力や国から交付されるお金が大きいのだということでした。
今回の事故で中央に隷属する地方の関係ということが少し明らかになりました。原発立地の町や村だけではなく、こういう関係は全国いたるところにあるのでしょう。
昨年、地方における一箱古本市の存続について悲観的な意見をブログに書いたら、一箱の元祖である南陀楼綾繁さんから批判されました。おそらく南陀楼さんは都会の運営が順調な古本市だけを見ているからだとは思いますが、日常的に地方の古本業務や古本市に携わっている身としては、愚痴のひとつも言いたくなるのが現状です。
口癖のように「売れない、売れない」を連発していたら、店のお客さんであるギャラリー「十二天」の山上ご夫妻が、見かねたのか「うちで古本市をやって元気つけなさい」とおっしゃってくれました。
そして5月の連休には光風舎も運営に参加して「門前一箱古本市」を開催します。どちらの古本市も、都会の引き写しではない、長野らしい古本市を演出しようと頭をひねっているところです。
3月15日から31日まで開催の「町屋古本市」の会場となる「門前町屋ぎゃらりー十二天」
今の日本はすべての事柄が東京を目指しているようで、東京一極集中というのだそうですが、東京がすべてであるようになっています。2年前に起こった福島の原発事故も、東京電力の発電所でした。もう10年以上前のことですが、相馬・双葉地方の歴史の本の編集をしたことがあって、あのあたりを取材に歩いたことがありました。驚いたのは、原発立地の町に入ると、町役場をはじめ公共の建物がみな立派なことでした。大きな産業があるわけではない町や村に税収が多いとは思えません。東京電力や国から交付されるお金が大きいのだということでした。
今回の事故で中央に隷属する地方の関係ということが少し明らかになりました。原発立地の町や村だけではなく、こういう関係は全国いたるところにあるのでしょう。
昨年、地方における一箱古本市の存続について悲観的な意見をブログに書いたら、一箱の元祖である南陀楼綾繁さんから批判されました。おそらく南陀楼さんは都会の運営が順調な古本市だけを見ているからだとは思いますが、日常的に地方の古本業務や古本市に携わっている身としては、愚痴のひとつも言いたくなるのが現状です。
口癖のように「売れない、売れない」を連発していたら、店のお客さんであるギャラリー「十二天」の山上ご夫妻が、見かねたのか「うちで古本市をやって元気つけなさい」とおっしゃってくれました。
そして5月の連休には光風舎も運営に参加して「門前一箱古本市」を開催します。どちらの古本市も、都会の引き写しではない、長野らしい古本市を演出しようと頭をひねっているところです。
3月15日から31日まで開催の「町屋古本市」の会場となる「門前町屋ぎゃらりー十二天」

Posted by
南宜堂
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10:22
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