高遠ブックフェスティバル
久しぶりにつん堂さんにお会いした。店には何度か足を運んでいただいていたのだが、そのたびに私が不在で、2ヶ月ぶりにお会いした。
古本への熱き思いは相変わらずであるが、最近は神保町も夏枯れだという。光風舎の場合は夏枯れどころか四季枯れの状態だから、最近はそれが当たり前になってきた。ところが最近もう一軒古本屋ができるという話を北島書店さんからお聞きした。それも北島さんのすぐ近くなのだという。詳細はわからないが、古本屋ってそんなにおいしい商売とは思えないのだが、不思議だという話をつん堂さんとする。
昨年初夏のこの界わいの古本屋ブームは一段落して誰もあまり騒がなくなったが、それぞれのお店は健在で、この古本不況下工夫しながら頑張っている。当店もなんとか売らなければいけないという思いは同じで、ネットに力を注いでいるのだが、その反面原点ともいうべき店売りがなんとかならないかと思いは常に抱いている。
そんな中、今年も「高遠ブックフェスティバル」が開かれるというニュースが飛び込んできた。昨年までの経緯は私もブログでふれたことがあるが、北尾さんたちが手を引き、県の補助金も出なくなったフェスティバルはどうやって運営するのか。ささやかではあるが、光風舎も出店という形で協力させていただくことにした。古本市の灯を消したくないという町の有志の人たちの思いに共感したからである。もし出店していただけるならまだ間に合うそうです。お問い合わせは下記に
古本への熱き思いは相変わらずであるが、最近は神保町も夏枯れだという。光風舎の場合は夏枯れどころか四季枯れの状態だから、最近はそれが当たり前になってきた。ところが最近もう一軒古本屋ができるという話を北島書店さんからお聞きした。それも北島さんのすぐ近くなのだという。詳細はわからないが、古本屋ってそんなにおいしい商売とは思えないのだが、不思議だという話をつん堂さんとする。
昨年初夏のこの界わいの古本屋ブームは一段落して誰もあまり騒がなくなったが、それぞれのお店は健在で、この古本不況下工夫しながら頑張っている。当店もなんとか売らなければいけないという思いは同じで、ネットに力を注いでいるのだが、その反面原点ともいうべき店売りがなんとかならないかと思いは常に抱いている。
そんな中、今年も「高遠ブックフェスティバル」が開かれるというニュースが飛び込んできた。昨年までの経緯は私もブログでふれたことがあるが、北尾さんたちが手を引き、県の補助金も出なくなったフェスティバルはどうやって運営するのか。ささやかではあるが、光風舎も出店という形で協力させていただくことにした。古本市の灯を消したくないという町の有志の人たちの思いに共感したからである。もし出店していただけるならまだ間に合うそうです。お問い合わせは下記に
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南宜堂
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13:01
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松代藩の本
版元である現代書館菊地泰博社長は、全国300藩の歴史をシリーズとして出版していきたいという遠大なる計画を立てています。長野県関係では、高遠・松本・小諸・上田各藩の歴史が既刊となっています。
このたび、その1冊として「松代藩」を執筆させていただきました。地元の皆様並びに版元の期待に添えるようなものとなったかはなはだ不安ではありますが、もう元に戻ることはできません。なるべくわかりやすく、興味深くを心掛けて執筆したつもりです。お読みいただければ幸いです。発売は9月中旬、光風舎でも取り扱います。全国への発送も承ります。定価1600円・送料はサービスです。振替用紙同封でお送り致します。
このたび、その1冊として「松代藩」を執筆させていただきました。地元の皆様並びに版元の期待に添えるようなものとなったかはなはだ不安ではありますが、もう元に戻ることはできません。なるべくわかりやすく、興味深くを心掛けて執筆したつもりです。お読みいただければ幸いです。発売は9月中旬、光風舎でも取り扱います。全国への発送も承ります。定価1600円・送料はサービスです。振替用紙同封でお送り致します。

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南宜堂
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11:08
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造本のこと
お盆も過ぎたというのに、連日の猛暑です。当店の場合は諸々の事情で午後から、しかも1時頃の開店です。一番暑いさかりで、それから3時過ぎには連日のスコールのような雷雨、これではとても商売にはなりません。
そんな中でも来ていただけるお客さんはありがたいものです。ラーベの「南京の真実」をお買い上げいただいたお客さんがおられました。余計なこととは思いましたが、「文庫版もありますが」と申し上げたところ、「文庫は字が小さくて読みにくいので」とおっしゃる。最近こういう方が増えています。かくいう私もそうで、字が小さい本は苦手になってきました。最近の文庫は字が大きくなっていますが、昔の文庫は8ポくらいでしょうか。老眼には苦しいです。
私は古本屋ですから、毎日さまざまな本をいじっています。多くの皆さんは本の中身、書かれている内容のことを問題にしますが、本の外見、体裁とか手触りというのもまた興味深いものです。まさしく本は総合芸術だなと思うのです。編集者の仕事として、本の体裁とか造本を決めるのは重要です。買う側はあまり意識しないと思いますが、書店の棚でどのように見えるか、あるいは手にとった感触はどうなのか、読みやすいかということはけっこう気にかけます。
ここが今流行りの電子書籍と大きく違う点ではないかと思います。私は未だに電子書籍というものを読んだことはないのですが、おそらく紙の本を読むのとは全く別の感触だろうと思います。
私事ながら過去に数冊の本を出していただきました。体裁や造本には口を挟む立場ではないのですが、出来上がってきた本を見て違和感を覚えることがあります。帯がカバーに印刷されているというのがありました。経費の節減と取り扱いが楽という点ではいいのですが、デザイン的には美しくない。また、開くにくい本というのもありました。表紙の材質が硬いせいで、開いてもすぐに元に戻ってしまう。見開きの状態で机の上に置いておけないのです。
電子書籍を本といっていいのか私にはよくわかりませんが、見た目に美しい、読みやすい紙の本は残ってほしいものです。
そんな中でも来ていただけるお客さんはありがたいものです。ラーベの「南京の真実」をお買い上げいただいたお客さんがおられました。余計なこととは思いましたが、「文庫版もありますが」と申し上げたところ、「文庫は字が小さくて読みにくいので」とおっしゃる。最近こういう方が増えています。かくいう私もそうで、字が小さい本は苦手になってきました。最近の文庫は字が大きくなっていますが、昔の文庫は8ポくらいでしょうか。老眼には苦しいです。
私は古本屋ですから、毎日さまざまな本をいじっています。多くの皆さんは本の中身、書かれている内容のことを問題にしますが、本の外見、体裁とか手触りというのもまた興味深いものです。まさしく本は総合芸術だなと思うのです。編集者の仕事として、本の体裁とか造本を決めるのは重要です。買う側はあまり意識しないと思いますが、書店の棚でどのように見えるか、あるいは手にとった感触はどうなのか、読みやすいかということはけっこう気にかけます。
ここが今流行りの電子書籍と大きく違う点ではないかと思います。私は未だに電子書籍というものを読んだことはないのですが、おそらく紙の本を読むのとは全く別の感触だろうと思います。
私事ながら過去に数冊の本を出していただきました。体裁や造本には口を挟む立場ではないのですが、出来上がってきた本を見て違和感を覚えることがあります。帯がカバーに印刷されているというのがありました。経費の節減と取り扱いが楽という点ではいいのですが、デザイン的には美しくない。また、開くにくい本というのもありました。表紙の材質が硬いせいで、開いてもすぐに元に戻ってしまう。見開きの状態で机の上に置いておけないのです。
電子書籍を本といっていいのか私にはよくわかりませんが、見た目に美しい、読みやすい紙の本は残ってほしいものです。
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南宜堂
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06:18
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えらそうなことを
ようやく朝夕が涼しくなってきました。しかし、日中はまだまだ盛夏です。
光風舎は、裏手が墓地のせいかやぶ蚊が多い。蚊取線香を使っていますが、最近この匂いを嗅ぐ機会が少なくなりました。今の人たちは、この匂いに子どもの頃の夏を思い出すこともないのでしょう。そういえば、蚊帳を見ることもなくなりました。
今朝の新聞に民間の環境団体などが行った討論型世論調査の結果として、2030年までに原発比率を0パーセントとする案が56パーセントと過半数を占めたという記事がありました。おそらく、政府が実施した世論調査も同じような結果になるようです。
原発を容認する人たちは、主に日本経済へのマイナスの影響を心配しているようですが、私たち国民が心配していることに応えてそれでは国内で頑張ってみましょうと企業の人たちは考えていないようで、生産拠点の海外移転は止まらないようですし、正規雇用も減らす方向のようです。
原発を推進すれば国も国民も豊かになるというのは幻想のようで、この因果関係にはたいして根拠がないのでしょう。風が吹けば桶屋が儲かる程度の因果関係のようです。「3・11以後」などという言い方は私は好きではないのですが、ああいう未曾有のことがあったのですから、もっといろいろなことが見直されてもいいのかと思います。例えば経済の成長は私たちを幸せにするということなど。
今この界隈で、若い人たちが古い建物などを利用して小さな商売をはじめていて、地元のマスコミなども時々取り上げています。安いということが至上の命題のようになっている現代の日本ではこういう商売、生き残っていくのは大変なことだと思いますが、頑張ってほしい。余計なお世話かもしれませんが思います。
こういう商売が当たり前のようにあちらこちらにあって、それなりに繁盛するというようなことが、日本経済の成熟なのではないかと私は思います。
光風舎は、裏手が墓地のせいかやぶ蚊が多い。蚊取線香を使っていますが、最近この匂いを嗅ぐ機会が少なくなりました。今の人たちは、この匂いに子どもの頃の夏を思い出すこともないのでしょう。そういえば、蚊帳を見ることもなくなりました。
今朝の新聞に民間の環境団体などが行った討論型世論調査の結果として、2030年までに原発比率を0パーセントとする案が56パーセントと過半数を占めたという記事がありました。おそらく、政府が実施した世論調査も同じような結果になるようです。
原発を容認する人たちは、主に日本経済へのマイナスの影響を心配しているようですが、私たち国民が心配していることに応えてそれでは国内で頑張ってみましょうと企業の人たちは考えていないようで、生産拠点の海外移転は止まらないようですし、正規雇用も減らす方向のようです。
原発を推進すれば国も国民も豊かになるというのは幻想のようで、この因果関係にはたいして根拠がないのでしょう。風が吹けば桶屋が儲かる程度の因果関係のようです。「3・11以後」などという言い方は私は好きではないのですが、ああいう未曾有のことがあったのですから、もっといろいろなことが見直されてもいいのかと思います。例えば経済の成長は私たちを幸せにするということなど。
今この界隈で、若い人たちが古い建物などを利用して小さな商売をはじめていて、地元のマスコミなども時々取り上げています。安いということが至上の命題のようになっている現代の日本ではこういう商売、生き残っていくのは大変なことだと思いますが、頑張ってほしい。余計なお世話かもしれませんが思います。
こういう商売が当たり前のようにあちらこちらにあって、それなりに繁盛するというようなことが、日本経済の成熟なのではないかと私は思います。
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南宜堂
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お盆
地獄の蓋もあくというこの季節、光風舎は休まずに営業しております。お客様が少ないのは相変わらずですが、稀に見えるお客様の選書にほっとする日々です。
この業界、Amazonが独り勝ちということで、新刊書店も古書店も四苦八苦のようです。ようですなどと気楽なことを言っていますと、また叱られそうですが、この流れは変えようがないわけで、ここをどう泳いでいくかでしょう。そんな中、近くの古本屋さん団地堂が新しい店を権堂のアーケード街に出しました。角店で奥行きは狭いのですが、縁日の屋台のような感じのいい店です。月並みですが頑張ってほしいものです。
どんな業種もそうだとは思いますが、その店が長く商売を続けられるかは、土地に馴染み溶け込むことだと思います。そんな視点から自分たちの店を振り返って見ますと、まだまだ何処かとんがった部分があるのかもしれません。
さて、今月刊行予定の「藩物語 松代藩」は校正に時間がかかっていまして、少し進行が遅れています。内容に万全を期すということは私も望むところで、こういう出版社の姿勢はありがたいことです。予定が決まりましたらお知らせします。
この業界、Amazonが独り勝ちということで、新刊書店も古書店も四苦八苦のようです。ようですなどと気楽なことを言っていますと、また叱られそうですが、この流れは変えようがないわけで、ここをどう泳いでいくかでしょう。そんな中、近くの古本屋さん団地堂が新しい店を権堂のアーケード街に出しました。角店で奥行きは狭いのですが、縁日の屋台のような感じのいい店です。月並みですが頑張ってほしいものです。
どんな業種もそうだとは思いますが、その店が長く商売を続けられるかは、土地に馴染み溶け込むことだと思います。そんな視点から自分たちの店を振り返って見ますと、まだまだ何処かとんがった部分があるのかもしれません。
さて、今月刊行予定の「藩物語 松代藩」は校正に時間がかかっていまして、少し進行が遅れています。内容に万全を期すということは私も望むところで、こういう出版社の姿勢はありがたいことです。予定が決まりましたらお知らせします。
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南宜堂
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10:49
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8月です
暑い7月が終わり、暑い8月に突入しました。光風舎は我慢できずにクーラーをつけて営業しています。
恒例の月間成績ですが、全体に前月比横這いが続いております。ただ、長期的に見ますと、店売り減少、ネット依存の傾向は止まらずです。これは当店に限らず、また古本屋に限らずどこも今はこんな状態なのだろうと思います。これを良しとしなくとも、流れを変えられるわけではなく、ジレンマの日々は続くのでしょう。
ただ、高齢の方を中心にですが、当店の常連のお客さんが少しずつ増えています。ネットをやらない方にとっては町の古本屋は利用価値が高いのだと思います。特に当店の場合は一昔前のミステリーや大衆小説が多いので、こういう傾向が出ているのでしょうか。
私たちも高齢者ですのでありがたい傾向です。今月も熱中症に注意して、暑い時は冷房を入れて頑張りたいと思います。どうかよろしくお願いします。
恒例の月間成績ですが、全体に前月比横這いが続いております。ただ、長期的に見ますと、店売り減少、ネット依存の傾向は止まらずです。これは当店に限らず、また古本屋に限らずどこも今はこんな状態なのだろうと思います。これを良しとしなくとも、流れを変えられるわけではなく、ジレンマの日々は続くのでしょう。
ただ、高齢の方を中心にですが、当店の常連のお客さんが少しずつ増えています。ネットをやらない方にとっては町の古本屋は利用価値が高いのだと思います。特に当店の場合は一昔前のミステリーや大衆小説が多いので、こういう傾向が出ているのでしょうか。
私たちも高齢者ですのでありがたい傾向です。今月も熱中症に注意して、暑い時は冷房を入れて頑張りたいと思います。どうかよろしくお願いします。
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南宜堂
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07:57
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