2012年12月19日

畜生道の地球

普段はあまりツィッターは見ないのですが、選挙の夜はさすが私がフォローしている人たちがどんな発言をするのか興味があったので、タイムラインを追いました。その感想についてはブログにも書いたので繰り返しませんが、皮肉な感想を記させていただきますと、いわゆる物書きの人たちが選挙結果にはほとんど関心を示さないかのように発言していないことです。仕事に影響するわけで、あまり旗幟を鮮明にしない方がいいと考えたのか。私は物書きではありませんが、商売をしている身としてはあまりはっきりしたことは言わない方が賢明なのかもしれないと思った次第です。
と言いながらも、この結果にはやりきれない思いがしています。脱原発や平和よりも景気を選んだということに対してです。もちろん景気はいいにこしたことはありませんが、かといって原発の推進や軍備の強化を目指す人たちに一票をいれることはないじゃないかと思ってしまいます。
もう何十年も前のテレビドラマですが「パンとあこがれ」のことを思い出しました。新宿中村屋を創業した相馬愛藏と黒光夫妻を主人公にしたドラマでした。この二人の息子が反戦運動をして刑務所に入り、出所した彼のもとに召集令状が届きます。この息子が従業員たちを前に別れの挨拶をします。戦争はどんどん激しくなっていくね。自分それに反対していたけれど、結局転向してしまった。これからはもっと大変な世の中になるのだけれど、誰も反対をしなかったのだから仕方がない。そんなような内容だったと思います。太平洋戦争前夜のことです。今はそんな暗黒の時代とは違うのだ。言論の自由があって、誰でも戦争反対を主張できる。その通りだと思います。しかし、反中国、反北朝鮮の過激な発言や株価が上がって本当に嬉しそうな投資家の姿を見ていると、戦争反対をかき消してしまうほどの大きな波がやってくるのかもしれないという恐ろしさを感じます。戦前の社会でも戦争反対を言うものは非国民と思われていたのですから。
相馬黒光は仙台藩士の娘です。来年の大河ドラマは会津藩士の娘である新島八重が主人公なのだそうです。この女性、どんな人だったのかよくは知りません。スペンサー銃を持って官軍相手に戦ったということだけが強調されているようです。明治新政府を作った薩摩や長州に良い感情を持っていない人たちはこのドラマに大きな期待を寄せているようですが
、昭和のはじめ軍国化する政府に異議を唱え続けた東北人のことは知られていないようです。
畜生道の地球



Posted by 南宜堂 at 10:30│Comments(0)
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