2012年11月24日

咳をしても一人

昨日は一日中コタツに入っていました。ぎっくり腰になってしまい、動くと痛いのです。ずっと一人で動かずにいると自分の行く末を見るようで、不安な気分になってきます。これからますます年を取って動くのもままならなくなるとこんな毎日が続くのだろうかと。
咳をしても痛い、くしゃみをするともっと痛い。そこでこんな句が浮かびました。「咳をしても一人」もちろん私の句ではありません。尾崎放哉の句です。種田山頭火に「鴉啼いて私も一人」という句があるのだそうです。どちらの句も一人であることの侘しさ寂しさを詠んでいるのですが、山頭火の方がより自分を客観視しているような句ではないかと思います。鴉が啼いているのを、それを聞いている自分も、遠くの景色のように山頭火が見ている。それに対して放哉の句はリアルに体を丸めている彼の姿が見えてくるような印象です。
どちらが自分に近しいのかというと、それはその時になってみなければわからない。取り敢えずは、体も楽になったので店に行きます。

咳をしても一人



Posted by 南宜堂 at 09:11│Comments(0)
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